小樽駅 | ● 稲穂湯 | ● 大国屋デパート | 旧青山別邸 | ホクリョウ |
小樽貴賓館 | 旧上勢友吉商店 | |||
小樽市稲穂2-22 | 小樽市稲穂1-8-6 | 小樽市稲穂2-15-1 | 小樽市祝津3-63 | 小樽市入船1-1-5 |
1934(昭和9年) 撮影 91-04 | 1935(昭和10年) 撮影 91-04 | 1933(昭和8年) 撮影 91-04 | 1923(大正12年) 撮影 91-04 | 1921(大正10年) 撮影 99-07 |
★国登録文化財 | ★ 焼失 | ★ 取毀 | ★国登録文化財 | ★市指定歴史的建造物 |
size 2075x2780 | size 2166x1336 | size 2862x2066 | size 2892x2015 | size 2080x2821 |
01-0020-01 | 01-0020-02 | 01-0020-03 | 01-0020-04 | 01-0020-05 |
小樽駅は昭和9年に建築された。北海道内では始めとなる鉄骨鉄筋コンクリート造(RC造)の駅舎である。昭和初期のRC造による建築としては希少であり、岡山駅、横浜駅、両国駅、上野駅などと同形式の近代的駅舎である。 | 小樽駅を中心とする小樽市中心部に位置する。オフィス・商店街などが集積し、小樽市の中心的な繁華街を形成している地域。小樽運河なども近く、商業地の中に稲穂湯はあった。残念ながら平成9年に火災によって焼失。 | 富山県の大国屋が大正7年に小樽市に呉服店を開いたのが始まりである。昭和9年に小樽で最初のデパートとして開店した。惜しまれつつ平成5年で閉店する。創業当時昭和9年製の蛇腹ドアのエレベーターが名物であった。 |
旧青山別邸は約1500坪の敷地内に木造2階建てで建坪は190坪。青山家は明治・大正を通じ、鰊漁で巨万の富を築き上げた。三代目、政恵氏が酒田市にある本間邸に魅せられ大正6年から約6年余りの歳月をかけ建てた別荘。 |
小樽では明治末期以降、3階程度の木骨石造が建てられていた。この建物は小樽に現存する数少ない石造り3階建の建築。寄棟の瓦葺き屋根にドーマを設け、正面壁にキーストーン(要石)を強調した窓を並べた意匠。 |
坂牛邸 | 坂牛邸 | 大正硝子館 | 旧日本郵船小樽支店 | 似鳥美術館 |
主屋 | 主屋 | 旧名取商店 | 旧小樽支店 | 旧拓殖銀行小樽支店 |
小樽市入船5-8-15 | 小樽市入船5-8-15 | 小樽市色内1-1-8 | 小樽市色内3-7-8 | 小樽市色内1-3-1 |
1927(昭和2年) 撮影 91-04 | 1927(昭和2年) 撮影 91-04 | 1906(明治39年) 撮影 91-04 | 1906(明治39年) 撮影 99-07 | 1923(大正12年) 撮影 99-07 |
★市指定歴史的建造物 | ★市指定歴史的建造物 | ★市指定歴史的建造物 | ★国指定重要文化財 | ★市指定歴史的建造物 |
size 2886 x 1899 | size 3328 x 1752 | size 2598 x 1665 | size 4416 x 1666 | size 2738 x 1931 |
01-0020-06 | 01-0020-07 | 01-0020-08 | 01-0020-09 | 01-0020-10 |
設計はアメリカ近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトに師事した田上義也。坂牛直太郎の邸宅として、小樽公園南側の角地に建てられた洋風の建物。薄緑色の横羽目板打ちの腰壁と白い漆喰塗りの外観である。 | 銅鉄金物商だった名取高三郎が、明治37年の色内大火後に建てた店舗。現在、大正硝子館本店になっており、和風の硝子器を中心に小樽市内で製作された手作り硝子を販売している。ナトリは一角のみが使用している。 |
設計は工部大学校造家学科(現・東京大学建築学科)の第一期卒業生・佐立七次郎である。明治後期の近代建築の代表作。厳しい風土に耐えられるよう建設当時からボイラーによるスチーム暖房や二重窓が取り入れられた。 | 設計は国会議事堂を手掛けた矢橋賢吉。大正12年に竣工。地下1階地上4階建ての鉄筋コンクリート造りの建物。「蟹工船」で有名なプロレタリアート文学の作家・小林多喜二が働いていたことで有名。現在は似鳥美術館。 |
三井住友銀行 | 三井住友銀行 | 花ごころ小樽店 | 旧川田商店 | 旧第四十七銀行小樽支店 |
旧三井銀行小樽支店 | 旧三井銀行小樽支店 | 旧安田銀行小樽支店 | 旧北海道紙商事 | |
小樽市色内1-3-10 | 小樽市色内1-3-10 | 小樽市色内2-11-1 | 小樽市色内1-5-10 | 小樽市色内1-6-25 |
1927(昭和2年) 撮影 91-04 | 1927(昭和2年) 撮影 91-04 | 1930(昭和5年) 撮影 91-04 | 1933(昭和8年) 撮影 91-04 | 1936(昭和11年) 撮影 91-04 |
★国指定重要文化財 | ★国指定重要文化財 | ★市指定歴史的建造物 | ★ | ★市指定歴史的建造物 |
size 2838 x 1964 | size 4405 x 2741 | size 4288 x 2660 | size 2080 x 2833 | size 3431 x 2514 |
01-0020-11 | 01-0020-12 | 01-0020-13 | 01-0020-14 | 01-0020-15 |
昭和2年に竣工した地下1階地上3階建ての鉄骨鉄筋の建物で、設計は工部大学校造家学科(現・東京大学建築学科)の第一期卒業生・佐立七次郎と同期の曾禰達蔵が率いる、当時日本の建築界をリードしていた曾禰中條建築事務所。 | 曾禰中條建築事務所(曾禰達蔵・中條精一郎)によって設計された建築は外壁には花崗岩を用い、アーチ窓を連ねたルネッサンス様式で、関東大震災直後の起工だったため当時最先端の構造と耐震技術が用いられています。 |
安田銀行の小樽支店として設計は安田銀行営繕課、施工は 清水組、鉄筋コンクリート造り2階。戦後に富士銀行が継承した後、日刊北海経済新聞社の社屋として使われた。和食「花ごころ小樽店」として営業している。 |
旧川田商店の建物は商工会議所と同じ昭和8年の建築。設計は井筒設計事務所である。要所に飾られたテラコッタデザイン、濃い臙脂(えんじ)色のタイル。1階は鉄筋コンクリート造りで、2・3階は和洋間という。 | 第四十七銀行小樽支店の建物は昭和11年に建てられ、昭和15年に十二銀行に合併される。入口正面に4本の大オーダー(円柱)を立て、内部を吹き抜けとし、周囲に回廊が設けられていた。昭和初期の典型的な銀行スタイル。 |
後藤商店 | 小樽商工会議所 | 小樽バイン | 旧越中屋ホテル | T.F.コア(株) |
旧塚本商店店舗 | 社屋 | 旧北海道銀行本店 | 元ホテルクラシック | 旧第一銀行小樽支店 |
小樽市色内1-6-27 | 小樽市色内1-6-32 | 小樽市色内1-8-6 | 小樽市色内1-8-25 | 小樽市色内1-10-21 |
1920(大正9年) 撮影 99-07 | 1933(昭和8年) 撮影 91-04 | 1912(明治45年) 撮影 91-04 | 1931(昭和6年) 撮影 98-06 | 1924(大正13年) 撮影 91-04 |
★市指定歴史的建造物 | ★市指定歴史的建造物 | ★市指定歴史的建造物 | ★市指定歴史的建造物 | ★市指定歴史的建造物 |
size 3048 x 2104 | size 2861 x 2753 | size 4178 x 2457 | size 写真・・9点 | size 2563 x 1608 |
01-0020-16 | 01-0020-17 | 01-0020-18 | 01-0020-19 | 01-0020-20 |
小樽では、明治37年5月8日の大火で市街地を焼き尽くした。その後、防火構造の建物が普及した。この近江出身の呉服太物商の店舗も、防火のために、外壁をコンクリートで塗り固め、出入口や窓を防火戸で覆う工夫を施した。 | 設計は土肥秀二、施工は萬組で、昭和初期における鉄筋コンクリート造。いずれも地元の手によるもの。外装は石川県産千歳石で、正面玄関には、土佐産の大理石である。北海道の発展に寄与する小樽経済界の拠点であった。 | 設計は、通りをはさんで建つ日本銀行旧小樽支店(小樽市指定有形文化財)の設計に携わった長野宇平治で、請け負ったのは地元の加藤忠五郎である。外観はルネッサンス様式で、当時の銀行建築独特の重厚さをもっている。 | 越中屋は、明治30年代以降の英国の旅行案内書にも掲載される。建築は倉澤国治の設計で、小樽市初の西洋形式ホテルとして竣工。陸軍将校クラブ・米国迎賓館として使用後、『旧越中屋旅館』として小樽市指定歴史的建造物に。 |
北のウォール街といわれた地区の中心に位置している。大正14年から大正16年にかけてで、市内に25行もの銀行があった。大正13年に建てられた旧第一銀行小樽支店の設計は中村田辺建築事務所 (田辺淳吉)、施工清水組。 |
日本銀行 | 日本銀行 | 小樽市立博物館・運河館 | 旧大家倉庫 | 川又商店 |
旧小樽支店金融資料館 | 旧小樽支店金融資料館 | 旧小樽倉庫 | 倉庫 | 旧早川商店支店 |
小樽市色内1-11 | 小樽市色内1-11 | 小樽市色内2-1-20 | 小樽市色内2-3-12 | 小樽市色内2-4-7 |
1912(明治45年) 撮影 91-04 | 1912(明治45年) 撮影 91-04 | 1893(明治26年) 撮影 91-04 | 1891(明治24年) 撮影 91-04 | 1905(明治38年) 撮影 91-04 |
★市指定文化財 | ★市指定文化財 | ★市指定歴史的建造物 | ★市指定歴史的建造物 | ★市指定歴史的建造物 |
size 4402 x 2456 | size 3016 x 2015 | size 4040 x 2603 | size 2770 x 4086 | size 3261 x 2021 |
01-0020-21 | 01-0020-22 | 01-0020-23 | 01-0020-24 | 01-0020-25 |
東京駅の設計者としても知られる辰野金吾や長野宇平治、岡田信一郎らが建物の設計を担当し、大正元年に竣工した。建物は積み上げた煉瓦の上にモルタルを塗り、石造り風に仕上げている。2階建てで、ルネサンス様式である。 | 2002年をもって小樽支店の営業は終了し、札幌支店に統合された。改築工事が行われ、2003年に新しく金融資料館として開館。館内に歴史をはじめとする金融資料を展示するなど、日本銀行の広報施設としての建物となった。 |
小樽倉庫は加賀の商人西出孫左衛門、西谷庄八によって建築された倉庫で、穀物や海産物などを預り受ける事業に使用されていた。建物は木造の外壁に軟石を張り巡らせた木骨石造と呼ばれる、小樽の倉庫建築独特の様式である。 |
石川県出身の海産商・大家七平によって建てられ、建物の妻壁に(やましち)の印がある。外壁に札幌軟石を使用し、入口部分の二重アーチが特徴である。小樽市指定歴史的建造物の代表として第1号に選定されている。 |
新潟出身の川又健一郎氏が茶、紙、文房具を商う早川商店の暖簾分けを受けて独立し、現在の場所に支店を開設した。後に川又商店と店名を変更した。伝統的和風意匠でまとめられており、市内の代表的商家建築のひとつ。 |
旧海猫屋 | 中一商会 | ● 小樽銀行協会 | ● 清水鋼機 | ● 井淵ビル |
元磯野支店倉庫 | 元戸羽商店 | 元小樽銅鉄船具 | ||
小樽市色内2-2-14 | 小樽市色内2-4-14 | 小樽市色内1-1 | 小樽市色内2-4 | 小樽市色内1-5 |
1906(明治39年) 撮影 91-04 | 1920(大正9年) 撮影 99-07 | 1925(大正14年) 撮影 91-04 | 1912(明治45年) 撮影 91-04 | 1898(明治31年) 撮影 91-04 |
★市指定歴史的建造物 | ★ | ★ 取毀 | ★ 取毀 | ★ 取毀 |
size 2024 x 2813 | size 1964 x 3084 | size 3158 x 1656 | size 2072 x 2603 | size 3120 x 1791 |
01-0020-26 | 01-0020-27 | 01-0020-28 | >01-0020-29 | 01-0020-30 |
新潟県佐渡より出店された磯野支店が、佐渡の本店で醸造した味噌などを収納していた倉庫の建物である。主人の商人・磯野進は小林多喜二の小説「不在地主」のモデルになった。壁の構造は煉瓦積みで、屋根は瓦を使用している。 | 小樽市の竜宮通りにある海産商の旧戸羽商店の建物。建築は大正9年で木造3階建。建材は本州から運び、建物の四隅の柱は3階部分まで一本柱という。「小樽の建築探訪」(小樽再生フォーラム編/北海道新聞社)に掲載される。 | 木造3階建ての「銀行協会ビル」は、かつての小樽経済の繁栄の金融街の一角を占め、銀行間の手形交換業務が行われた。大正14年に建てられた同ビルは、内部階段が木造りで、大正期建築として、市の歴史的建造物とされていた。 |
色内十字街の角にある井淵ビルは、もと小樽銅鉄船具で、明治31年、煉瓦造り2階建てで建築された。後に3階建てに増築された。アーチ状の窓によって構成されるこの異国風の外観は明治を象徴するランドマーク的景観であった。 |