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西会津町・如宝寺(その2)
如宝寺観音堂 1613(慶長18年) 県指定
雨の月曜日にもかかわらず霊場巡りのバスが到着し、賑わっていました。この本堂は解説によると「本堂の形は西方極楽浄土へ導く意味を表わし、東西向拝口と三方開きでわが国唯一の構造です」とあります。本堂には前(南)に入り口があり、東西に向拝がつく、北側の後ろに道路が通 っています。確かに、左右に向拝が付く建物は珍しい。
本堂の建立年代は1613(慶長18年)というので向拝廻りや組物の木鼻などを見てみましたが慶長期というものは見つかりませんでした。向拝には虹粱が架かり、中央に大きな板蟇股が置かれています。虹粱の繰り形も江戸中期(元文から宝暦)のように思われる。
ここに見える拳鼻も尾垂木も同じ江戸中期の様式である。多分、古材を使用して再建されたのだろうか。 如宝寺の参拝も終え、国道49号線を次の目的地護徳寺に向かった。