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古建築研究会・平成14年度研修会
新潟県の古社寺巡りと温泉の旅
平成14年10月21,22日
 

初日・土浦-->三和町-->東北高速道-->磐越高速道-->西会津IC
-->如宝寺-->国道49号-->県道-->護徳寺-->県道-->国道49号
-->平等寺-->国道49号-->県道-->笹神村五頭温泉郷-->出湯・中喜屋

西会津町・如宝寺(その1)

 古建築研究会も今年で十年目である。その記念として一拍で古建築の見学と温泉の旅を計画した。さて、何処に行こうかと迷っていたのだが会員の今井さんの故郷である新潟に行くことに決定した。準備不足も有り、資料が整わなかったけれども現地の建物を見ての勉強と思い出かけることにした。
 さて、当日はあいにくの雨で道中は目的地まで降り続けられた。今回も会員の自宅を廻り、館林のICより、東北高速道路に乗った。
 途中で何回か、トイレ休憩をしてお昼過ぎに最初の目的地・西会津町の如宝寺に着いた。お寺の後ろに蕎麦屋が有り、見学の前に昼食にすることにした。お店にはお客がなく、店の主人が囲炉裏に薪を足してくれた。蕎麦を注文し、囲炉裏を囲んで食事をした。囲炉裏にはだんごも焼いてあり、甘味噌を付けていただいた。店には土産物も置いてあり、写 真の袋は古代米である。

 如宝寺仁王門 1613(慶長18年) 県指定

 如宝寺は平安時代初期に徳一大師により開かれたという。会津盆地には徳一大師の創建とされる寺院の一つで、会津三十三ケ所巡りの観音霊場。 山門は解説によると「本堂は慶長16年(1611)地震で倒れ、同18年津川城主岡半兵衛が再建しました。」とあり、同時期に山門も建立されたものと言う。

 仁王門は多くの場合、門の前の部分に置くことが多いがここでは後ろに置いてあります。細部に慶長頃の痕跡を探したが組み物からは見つけることは出来なかった。実肘木に蔓の繰り形があるが良く見えなかった。

   

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