那賀郡

20-1.立野神社(水戸)
本殿 桜井瀬兵衛作を思わせる本殿向拝の蟇股
所在地:水戸市谷津町899

社格:旧村社
祭神:級長津彦命・級長都姫命

天保年間(1830~1844)徳川斉昭の命で谷津村のみの鎮守として7石の土地を寄進された。

本殿の妻部分や向拝に国重要文化財の成田山新勝寺の三重塔や、栃木県真岡市の大前神社社殿などを作事した岩瀬・羽黒の大工棟梁桜井瀬兵衛の作事を思わせる蟇股があり、この本殿は、桜井瀬兵衛の流れをくむ大工が造ったのではないかと思われ新発見だった。
久慈郡の立野神社の論社とされているが久慈郡とは離れており論社の可能性は低いと思われ、また、藤内神社の論社とされるがこちらも可能性は低いのではといわれている。

創建:(伝)大同2年(807)
例祭:11月23日
本殿様式:流造