列島古建築紀行 第71回

  
写真・文 宮本和義

 

撮影 1990.09 

麻生大浦荘  福岡県飯塚市 竣工/大正3年(1914)頃

麻生太右衛門の住宅として建てられた。贅を凝らした入母屋造の和風住宅。建材はすべて檜と杉。建物は4棟で構成されている。畳敷きの廊下や折上天井の見事な洋風の応接間(写真中右)」、来客や使用人も多いためと思われる広い台所(写真下右)など圧巻の豪邸で、政治家・麻生太郎氏の実家である。現在は一般公開されていない。建築雑誌掲載のため30年以上前に撮影したものなので、現在は多少変わっているかもしれない。




   
2024.02.21