心字池に架るこの橋は、人間の迷いの世界から仏の悟りの世界へ至る渡彼岸の思想を表すとされる。構築次期は作風などから江戸中期とみられる。橋長5.2m、幅2.05m、高さ1.175mで銅板葺の鞘堂が橋を覆っている。鞘堂も同時期のものと思われる。 全国的にも希少な遺構である。