列島古建築紀行 第22回

  
写真・文 宮本和義

 

撮影 2019.04 

広徳寺本堂・山門・総門  東京都あきる野市小和田234

弘安6年(1373)に創建された古刹。現在の堂宇は18~19世紀の再興である。境内は東向きに総門、山門(共に市文化財)、本堂が東西の中心軸上に配置され、山門と本堂の間の参道を挟んで北側に鐘楼、南側に経蔵が対峙する禅宗伽藍構成である。知名度は高くはないが、非常に優れた見事な茅葺の建築群を有する寺院である。

上/山門 下右/総門 下左/本堂・庫裏

   
 
2020.06.19