列島古建築紀行 第14回 |
写真・文 宮本和義 |
撮影:2018.07 | |
大塲家住宅 茨城県行方市 竣工/寛永年間 ★県指定文化財 |
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江戸時代歴代にわたり水戸藩の「大山守」を勤めた家柄で、時には庄屋や御留川の川守も勤めた。この家は水戸藩徳川初代藩主・水戸頼房が領内巡視の折に宿舎兼藩政事務所として建てられたものである。武家屋敷造で御殿とも呼ばれた。茅葺寄棟造で役宅部、居室部、御殿部の三棟からなる大型住宅。長屋門は藩来邸の時と元旦以外は開けなかったので「開かずの門」といわれた。茅葺の長屋門と通用門が並ぶ姿がとても良い。 |
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2020.02.18 |