列島古建築紀行 第10回 |
写真・文 宮本和義 |
撮影:2018.10 | |
長井の商家 -丸大扇屋(旧長沼家)- 山形県長井市十日町 ★県指定文化財 |
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この家は、およそ350年前から長井で続いた商家だった。最小は荒物商を営み、後に呉服商となった。彫刻家・長沼孝三の生家でもある。店は嘉永元年(1848)の棟札があるが、文政元年(1818)の火災で前の建物が全焼したため、その後再建されたか何処かの建物を移築したかは定かでない。店に向かって左にある店蔵は同じ嘉永元年の棟札がある。主屋は大きな茅葺で明治22年(1889)の竣工である。囲炉裏のある居間は建設当初は土間だったという。上段の間の欄間なども凝ったものである。改修設計は地元の建家・二宮正一氏。 |
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2019.12.16 |